2021.01.23
家づくり情報
エコ住宅豆知識

車の窓が凍る現象

社長 伊藤明

こんにちは!

西尾市のイトー工務店 伊藤明です。


毎日寒いですね。

他県では雪のせいで立ち往生とか、

ホワイトアウトで大事故に発展とか、

雪かきをしていて埋もれてしまったとか、

ほんとうに今年は寒い気候による事故などが

多いですね。


そんな寒い中、

地味に迷惑なのが、

朝起きると車の窓が凍っているという現象。


駐車場にカーポートがついていると、

車の窓ガラスは凍っていないのに、

野ざらしだと凍る。


この現象について、

今日は何となく書きたくなったので、

書いてしまいます。


昔、先人の方々は、

霜が降りるという言葉をつかって

この現象を説明していましたよね。


さて、以前のブログで、

熱の種類について書きました。

(→こちらの記事です。

この中の放射・輻射という種類の熱移動で

車の窓ガラスが凍るという現象が起こります。


どんなものでも、

二つのものが存在すると、

そのモノ同士で必ず熱移動を電磁波の形で行います。

人と人でもそうです。

物と物もそうです。

必ず熱の高いモノから、低いモノへと

熱は移動します。


日中、日なたにいると暖かいのは、

太陽という高温なものから、

人へ太陽の熱が電磁波の形で移動しているからなのです。


ちなみに途中に、-270度くらいの宇宙空間が、

約1億5000万キロあるにもかかわらず、

ポカポカとあたたかさが伝わってくるって、

どんだけ太陽って熱いんだよ!

って感じですよね(笑)


少し話それましたね。

で、車の窓ガラスってなんで凍るの?

って話しなんですが、

1日で最も寒いのって、

朝方ですよね。


その時間には、

太陽は出ていないので、

-270度の宇宙空間と、

車の窓ガラスで熱のやりとりをしているわけす。


その時に、

車のガラスは宇宙空間の寒さに

熱を取られまくってキンキンに冷えて、

そこに空気中の水蒸気が触れて結露して、

あっと言う間に凍るという仕組みです。

(かなり大まかな説明です)


これがカーポートがあると、

車の窓ガラスの代わりに、

カーポートの屋根と宇宙空間とが

熱のやりとりをしてくれて、

車のガラスはというと、

カーポートの天井と

熱のやりとりをするので、

そこまで影響を受けないので、

凍らないという事になるんですね。


なので、

冬場の朝、

仕事で出かける時間が早いという方は、

カーポートがあると、凍らずに済みますね。


ちなみに私は、

大学生の頃、コンビニで夜勤のバイトをしていて、

バイトを6:00に上がって帰ろうとすると、

店舗からちょっと離れた駐車場では、

必ず車のフロントガラスが凍っていました。


窓の氷を溶かすために、

車の暖房をかけて窓に温風をあてるのですが、

ちーーーっとも溶けていかずに、

イライラしたこともありました。

稀に、そのまま車の中で

寝落ちしたこともいい思い出です(笑)



以前、ある方のお話しで、

カーポートなんてあったら、

家の景観が台無しだ!的なことを

おっしゃってる方がいると聞きました。


人それぞれ考えがあるとは思いますが、

日本の冬という季節と、

ストレスの無い暮らし方を考えた上で、

カーポートを付けるつけないは判断だと思いますし、

決めつけは良くないなぁって思いました。


こういった物理現象をもとに、

住宅の事や住み心地の事、

また外構計画を立てると、

快適な生活が見えてきそうです。


さて、今日もつらつら書きましたが、

熱という事でいくと、

家の中の熱は、生活の快適さに

かなり関わってくると思いますが、

それが体感できるイベントを予定しています。

イトー工務店で現在多くの方に選ばれているエコ住宅を

じっさいに住んで1年経ったご家族の協力をいただき、

エコ住宅を体感できるイベントをご用意しました。


住宅の熱の事を勉強している、

伊藤明もいますので、

家の温度の事やエコ住宅の事がききたいという方は、

お申込みくださいね。


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